出題範囲
基本情報技術者試験 出題範囲
基本情報技術者試験は科目 A(60 問・90 分)と科目 B(20 問・100 分)の 2 部構成です。本ページでは、科目別の出題範囲と分野別の比率、学習の優先順位を整理します。
試験の構成
科目 A は知識問題、科目 B は擬似言語アルゴリズム読解と情報セキュリティの実践問題で構成されます。両科目とも 1,000 点満点中 600 点以上が合格基準です。
科目 A(60 問・90 分)
IT の幅広い基礎知識を問う知識問題が中心。テクノロジ系・マネジメント系・ストラテジ系の 3 分野から出題されます。
科目 B(20 問・100 分)
アルゴリズムとプログラミング(擬似言語)と情報セキュリティの 2 分野。実践的なシナリオ問題が中心です。
科目 A の出題範囲
科目 A は次の 3 分野から出題されます。テクノロジ系が最大ボリュームで、ストラテジ系・マネジメント系の順で続きます。
科目 A テクノロジ系の詳細
テクノロジ系は科目 A の最大ボリューム分野。次の 8 領域から幅広く出題されます。
基礎理論
2 進数・16 進数の変換、論理演算、情報量、誤り検出・訂正(パリティ・ハミング符号・CRC)。
アルゴリズムとプログラミング
データ構造、ソート・探索アルゴリズム。科目 B の擬似言語問題と直結する基礎領域です。
コンピュータ構成
CPU・メモリ・入出力インタフェース・システム構成・冗長化(RAID)・MTBF/MTTR。
OS
プロセス管理、メモリ管理(仮想記憶・ページング・スラッシング)、ファイル管理、スプーリング。
ネットワーク
OSI 参照モデル、TCP/IP(IP・サブネット・ルーティング・NAT)、LAN/WAN、HTTP/SMTP/DNS。
データベース
関係 DB、SQL(SELECT・JOIN・集計)、トランザクション(ACID)、正規化、インデックス。
セキュリティ
CIA(機密性・完全性・可用性)、脆弱性、暗号化(共通鍵・公開鍵)、認証技術。科目 B にも直結。
開発技術
ソフトウェア開発プロセス、テスト技法(ブラックボックス・ホワイトボックス)、品質管理。
科目 A マネジメント系の詳細
マネジメント系では、ITサービスやシステム開発を計画・管理・改善するための知識が問われます。プロジェクト管理、サービス運用、システム監査など、ITを安定して活用するための考え方を押さえることが重要です。
プロジェクトマネジメント
WBS、スケジュール、コスト、品質、リスク管理。計画から完了までの管理プロセスを押さえます。
サービスマネジメント
ITIL、SLA、インシデント管理、問題管理。ITサービスを安定運用するための枠組みを学びます。
システム監査
監査証拠、内部統制、独立性、改善提案。第三者の視点での点検・評価の考え方を理解します。
科目 A ストラテジ系の詳細
ストラテジ系では、企業活動や経営戦略、法務、システム戦略に関する知識が問われます。ITをビジネスでどう活用するかを理解するための分野です。
企業と法務
財務、知的財産、個人情報保護、契約。企業活動の基礎と関連する法規を押さえます。
経営戦略
SWOT、PPM、BSC、マーケティング。事業の方向性を分析する手法を学びます。
システム戦略
DX、業務改善、IT投資、情報システム戦略。ITをビジネスに活かす考え方を理解します。
科目 B の出題範囲
科目 B は 20 問のうち、約 16 問がアルゴリズム、約 4 問が情報セキュリティ。アルゴリズム読解が合否の決め手です。
科目 B アルゴリズム系の詳細
科目Bのアルゴリズムでは、擬似言語を読み取り、処理の流れや変数の変化を追う力が問われます。配列、リスト、スタック、キュー、探索、整列などの基本を押さえることが重要です。
擬似言語
順次、分岐、繰返し、変数の更新。IPA擬似言語の記法と処理の流れを読み取ります。
データ構造
配列、リスト、スタック、キュー。データの持ち方と操作の特性を理解します。
基本アルゴリズム
探索、整列、集計、条件判定。代表的な処理のトレースに手を動かして慣れます。
科目 B 情報セキュリティ系の詳細
科目Bの情報セキュリティでは、脅威や攻撃手法を理解し、適切な対策を選ぶ力が問われます。認証、暗号、マルウェア対策、アクセス制御、ネットワーク保護の基本を押さえましょう。
脅威と攻撃
マルウェア、フィッシング、DoS攻撃、不正アクセス。代表的な脅威と手口を把握します。
認証と暗号
多要素認証、公開鍵暗号、デジタル署名。本人確認と機密保護の仕組みを学びます。
セキュリティ対策
アクセス制御、ログ管理、バックアップ、教育。組織的・技術的な対策を押さえます。
学習の優先順位
出題比率から学習の優先度を考えると、次の 5 ステップで進めるのが効果的です。
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1
科目 B アルゴリズム
科目 B のうち約 80% を占めるため最優先で対策。擬似言語のトレースに毎日少しずつ取り組み、慣れることが合格への近道です。
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2
科目 A テクノロジ系
科目 A のうち約 50〜60% を占める最大領域。基礎理論・コンピュータ・ネットワーク・データベース・セキュリティを順に押さえます。
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3
科目 A ストラテジ系
記憶問題が多めで得点源にしやすい分野。経営戦略・法務(著作権・個人情報保護法)から取り組むのがおすすめです。
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4
科目 B 情報セキュリティ
科目 A セキュリティの基礎を踏まえつつ、シナリオ型問題のパターンに慣れる練習を行います。過去問演習が有効です。
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5
科目 A マネジメント系
PMBOK・ITIL などフレームワーク用語の暗記。短期間で集中的に押さえることができる分野です。
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各分野の詳細な学習テーマと頻出ポイントは、分野別の解説ページにまとめています。
