出題範囲

G検定 出題範囲

G検定の出題範囲は、JDLA が公式に公開している「シラバス 2024(v1.3)」に基づきます。技術分野(37 項目)と法律・倫理分野(18 項目)の 2 部構成で、合計 55 項目から出題されます。本ページでは、各分野の主要項目と頻出キーワードを整理します。

出題比率の目安

大きく分けて 2 つの分野から出題されます。技術分野が約 60〜70%、法律・倫理分野が約 30〜40% です。シラバスは定期的に改訂されるため、受験前に必ず最新版を確認してください。

技術分野(37 項目・約 60〜70%)

AI・機械学習・深層学習・自然言語処理・数学統計まで。試験のメイン分野で、用語と概念を体系的に押さえることが必須です。

法律・倫理分野(18 項目・約 30〜40%)

個人情報保護法・著作権法・AI 倫理ガイドライン等。近年出題比率が増えており、生成 AI 関連の法的論点もカバーします。

技術分野 1:人工知能とは(項目 1〜6)

AI の定義から歴史、有名な問題、探索・推論、知識表現、機械学習・深層学習の登場まで。

人工知能の定義

AI 効果、エージェント、人工知能、機械学習、ディープラーニングの関係性と歴史的な変遷。

AI で議論される問題

シンギュラリティ、チューリングテスト、フレーム問題、シンボルグラウンディング問題、中国語の部屋。

探索・推論

幅優先探索 (BFS)・深さ優先探索 (DFS)、ミニマックス法、αβ法、モンテカルロ法、ハノイの塔。

知識表現・エキスパート

Cyc、DENDRAL、MYCIN、ワトソン、ウェブマイニング、セマンティック Web、オントロジー。

機械学習の登場

次元の呪い、スパムフィルタ、ビッグデータ、レコメンデーション、統計的自然言語処理。

ディープラーニング登場

ImageNet(2012)、LeNet、AlexNet、AlphaGo、ChatGPT 等の生成 AI まで。AI ブームの牽引役。

技術分野 2:機械学習の概要(項目 7〜10)

教師あり学習・教師なし学習・強化学習の 3 種類と、モデルの選択・評価。

教師あり学習(項目 7)

SVM、決定木、ランダムフォレスト、ロジスティック回帰、勾配ブースティング、アンサンブル学習、単回帰分析。

教師なし学習(項目 8)

k-means、t-SNE、主成分分析 (PCA)、クラスタリング、トピックモデル、LDA、SVD、デンドログラム。

強化学習(項目 9)

Actor-Critic、Q 学習、UCB、REINFORCE、バンディットアルゴリズム、SARSA、マルコフ決定過程 (MDP)。

モデルの選択・評価(項目 10)

k-分割交差検証、RMSE、AUC、ROC 曲線、過学習、オッカムの剃刀、真陽性・真陰性、F1 スコア。

技術分野 3:ディープラーニングの概要(項目 11〜16)

ニューラルネットワーク、活性化関数、誤差関数、正則化、誤差逆伝播法、最適化手法。

NN とディープラーニング

CPU、GPU、TPU、隠れ層、多層パーセプトロン (MLP)。並列計算が学習を高速化する仕組み。

活性化関数

ReLU、Leaky ReLU、シグモイド、ソフトマックス、tanh、勾配消失問題への対策。

誤差関数

Contrastive Loss、カルバック・ライブラー (KL) 情報量、交差エントロピー、平均二乗誤差 (MSE)。

正則化

L0/L1/L2 正則化、ドロップアウト、ラッソ回帰、リッジ回帰。過学習の抑制手法群。

誤差逆伝播法

勾配消失問題、勾配爆発問題、連鎖律。深い NN を学習可能にした基幹アルゴリズム。

最適化手法

SGD、Adam、AdaGrad、モーメンタム、ミニバッチ学習、ハイパーパラメータの調整。

技術分野 4:ディープラーニングの要素技術(項目 17〜25)

CNN・RNN・Transformer・オートエンコーダなどの主要モデル構成要素。

全結合層・畳み込み層

CNN、カーネル、ストライド、パディング、特徴マップ、重み、線形関数。

プーリング層・正規化層

最大値プーリング、平均値プーリング、GAP、バッチ正規化、レイヤー正規化、グループ正規化。

スキップ結合・回帰結合

ResNet、勾配消失問題対策、RNN、LSTM、GRU、BPTT、Bidirectional RNN。

Attention

Self-Attention、Multi-Head Attention、Transformer、Seq2Seq。生成 AI の基盤技術。

オートエンコーダ・データ拡張

VAE、VQ-VAE、次元削減、事前学習、CutMix、Mixup、Random Flip、RandAugment。

技術分野 5:ディープラーニングの応用例(項目 26〜34)

画像認識・自然言語処理・音声処理・生成 AI・マルチモーダルなど実用分野。

画像認識・音声処理

AlexNet、VGG、ResNet、YOLO、物体検出、セグメンテーション、メル周波数、CTC。

自然言語処理・LLM

BERT、GPT-n、LLM、ChatGPT、word2vec。生成 AI 時代の中核分野です。

深層強化学習・データ生成

DQN、PPO、AlphaStar、RLHF、MARL、GAN、Diffusion Model、CycleGAN、NeRF。

転移学習・マルチモーダル

Few-shot、One-shot、事前学習モデル、半教師あり学習、CLIP、DALL-E、Text-To-Image。

解釈性・軽量化

CAM、Grad-CAM、LIME、SHAP、説明可能 AI (XAI)、量子化、蒸留、プルーニング、エッジ AI。

技術分野 6:AI の社会実装・数理統計(項目 35〜37)

AI プロジェクトの進め方、データ収集・加工・分析、必要な数理・統計知識。

AI プロジェクトの進め方

CRISP-DM、MLOps、PoC、アジャイル、ウォーターフォール、Docker。プロジェクト管理用語の理解。

データの収集・加工

アノテーション、オープンデータセット、コーパス、データリーケージ。学習データの扱い方の基礎。

数理・統計知識

確率分布、正規分布、相関係数、標準偏差、ベルヌーイ分布、マハラノビス距離。詳細は math ページに整理。

法律・倫理分野(18 項目)

AI に関する法律・契約(項目 1〜7)と、AI 倫理・AI ガバナンス(項目 8〜18)。近年出題比率が上昇している重要領域です。

AI に関する法律・契約

個人情報保護法(GDPR・仮名加工・匿名加工)、著作権法、特許法、不正競争防止法、独占禁止法、AI 開発受託契約(請負・準委任)、AI サービス提供契約。

国内外のガイドライン

AI ガバナンス、価値原則、ハードロー/ソフトロー、リスクベースアプローチ、AI ポリシー。

公平性・透明性

アルゴリズムバイアス、サンプリングバイアス、センシティブ属性、データの来歴、説明可能性、ブラックボックス。

プライバシー・安全性

プライバシー・バイ・デザイン、カメラ画像利活用ガイドブック、Adversarial Attack、データ汚染、モデル汚染。

悪用・社会的影響

ディープフェイク、フェイクニュース、エコーチェンバー、フィルターバブル、AI と民主主義。

環境・労働・AI ガバナンス

気候変動・モデル電力消費、AI との協働、スキル喪失、AI ポリシー、ダイバーシティ、倫理アセスメント、トレーサビリティ。

勉強のポイント

広い試験範囲を効率よく押さえるための 3 つのコツです。

技術分野はキーワードを確実に覚える:各項目の代表的なアルゴリズム名・モデル名を押さえることが大切です。用語と「何のために使うか」をセットで覚えましょう。
法律・倫理分野は近年比重が増加:特に個人情報保護法・著作権法・AI ガイドラインは重点的に学習しましょう。具体的事例とセットで覚えると識別問題に強くなります。
2024 年版から生成 AI 関連が強化:LLM、Diffusion Model、ChatGPT、DALL-E などの知識が必須となっています。最新動向もチェックしましょう。

分野別の解説ページへ

各分野の詳細な学習テーマと頻出ポイントは、分野別の解説ページにまとめています。

タイトルとURLをコピーしました