ITパスポートを受けようと思ったとき、最初に気になるのが「何が出るんだろう?」という疑問ではないでしょうか。
結論からいうと、ITパスポートの出題範囲は「テクノロジ系・マネジメント系・ストラテジ系」の3つの分野に分かれており、全部で100問出題されます。IT未経験者や文系の方でも取り組める内容がほとんどで、頻出分野を把握して順番通りに進めれば、着実に合格に近づけます。
この記事でわかること
- ITパスポートの出題範囲の全体像
- 3分野それぞれの内容と頻出テーマ
- 初心者にとっての難所と、効率のいい勉強順
ITパスポートの出題範囲:全体像をざっくり把握しよう
ITパスポート(iパス)は、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)が実施する国家試験です。出題範囲は大きく3つの分野に分かれています。
| 分野 | 出題数(目安) | 主なテーマ |
|---|---|---|
| テクノロジ系 | 約45問 | IT・コンピュータの基礎知識、セキュリティ、ネットワーク など |
| マネジメント系 | 約20問 | プロジェクト管理、システム開発、サービス運用 など |
| ストラテジ系 | 約35問 | 経営戦略、法律・知的財産、企業活動 など |
合格するには、総合スコア600点以上(1000点満点)かつ各分野で300点以上を取ることが条件です。特定の分野だけ極端に弱いと不合格になるため、3分野をバランスよく対策する必要があります。
なお、試験の難易度や合格率については以下の記事も参考にしてください。
テクノロジ系:いちばん出題数が多い「IT知識」の分野
テクノロジ系は3分野のなかでもっとも出題数が多く、約45問が出ます。「ITっぽい」内容がここに集中しており、初心者が最初に「難しそう」と感じるのもこの分野です。
主な出題テーマ
- 情報セキュリティ:マルウェア、暗号化、認証、不正アクセス対策など
- ネットワーク:IPアドレス、プロトコル、Wi-Fi、クラウドの基礎など
- コンピュータの基礎:CPU・メモリの仕組み、2進数、OS・アプリの役割など
- データベース:データの管理・検索の基本的な考え方
- AI・IoT・ビッグデータ:近年出題が増えている新技術のキーワード
初心者が感じる難所
2進数の計算やネットワークの用語(「サブネットマスク」「DNS」など)は、初めて聞く言葉が多く戸惑いやすいです。ただし、ITパスポートレベルでは深い技術知識は問われません。「仕組みのイメージをつかむ」ことを目標にすれば十分に対処できます。
セキュリティはほぼ毎回出題される最頻出テーマです。用語の意味を確実に押さえましょう。
マネジメント系:IT現場の「仕事の進め方」を学ぶ分野
マネジメント系は約20問と出題数は少なめですが、合格基準の「各分野300点以上」があるため、手を抜けない分野です。
主な出題テーマ
- プロジェクトマネジメント:スケジュール管理、コスト管理、リスク対応など
- システム開発手法:ウォーターフォール、アジャイルなどの開発スタイル
- サービスマネジメント:システムの運用・保守、インシデント対応など
- システム監査:ITシステムの信頼性や安全性を確認するプロセス
対策のポイント
ビジネス経験がある社会人には比較的なじみやすい分野です。用語を正確に覚えることよりも、「どういう場面で何をするか」という流れを理解することが近道です。
ストラテジ系:経営・法律・ビジネスの「常識」を問う分野
ストラテジ系は約35問。IT技術よりも「ビジネスやITの活用」に関する出題が中心で、文系の方や社会人には取り組みやすい分野です。
主な出題テーマ
- 経営戦略・経営管理:SWOT分析、PDCAサイクル、BPMなど
- 法律・知的財産:著作権法、個人情報保護法、不正競争防止法など
- 企業活動・会計:損益計算の基本、財務指標など
- システム戦略・EA:企業がITをどう活用するかという考え方
頻出テーマと対策
個人情報保護法や著作権に関する問題は毎回のように出ます。「この場合は違法?合法?」という具体的なケースで問われることが多いため、条文の暗記よりも事例で理解するほうが効果的です。
また、経営用語(SWOT、KPI、PDCAなど)は意味を問われることが多いので、アルファベット略語をセットで覚えておくと得点につながりやすいです。
頻出分野まとめ:ここを押さえると得点が伸びやすい
出題傾向から、特に頻出度が高いテーマをまとめます。試験直前の総確認にも使ってください。
| 分野 | 特に頻出のテーマ |
|---|---|
| テクノロジ系 | 情報セキュリティ、AI・IoT関連用語、ネットワーク基礎 |
| マネジメント系 | プロジェクトマネジメント、システム開発手法 |
| ストラテジ系 | 個人情報保護法、経営戦略用語(KPI・SWOT等) |
なかでも情報セキュリティは最重要分野です。テクノロジ系の中でも出題数が多く、かつストラテジ系の法律問題とも絡むことがあります。「セキュリティだけは確実に」という意識で対策しましょう。
初心者におすすめの勉強順
範囲が広いITパスポートは、「どこから手をつけるか」が重要です。以下の順番で進めると、理解しやすく挫折しにくいです。
ステップ1:ストラテジ系から始める
IT未経験の方には、なじみのある言葉が多いストラテジ系から入るのがおすすめです。「経営」「法律」「ビジネス」という視点で読めるため、最初のモチベーション維持にも向いています。
ステップ2:マネジメント系で「仕事の流れ」を理解する
出題数は少ないですが、テクノロジ系の「システム開発」と内容がつながっています。先に押さえておくと、テクノロジ系の理解がスムーズになります。
ステップ3:テクノロジ系で「IT知識」を積み上げる
最後にテクノロジ系に取り組みます。用語が多く最初は難しく感じますが、ステップ1・2で全体像をつかんだあとなら理解が進みやすくなります。特にセキュリティには時間をかけましょう。
勉強時間の目安やスケジュールの立て方は、以下の記事で詳しく解説しています。
→ ITパスポートの勉強時間はどれくらい?レベル別の目安を解説
→ ITパスポート1ヶ月合格ロードマップ
次にやること
出題範囲のイメージがつかめたら、次は実際に問題に触れてみましょう。読むだけより、解くことで「どんな問われ方をするか」が体感できます。
📝 さっそく問題を解いてみよう
出題範囲がわかったら、あとは実際に手を動かすだけです。資格ラボでは、ITパスポートの練習問題・模擬テストを無料・登録不要で公開しています。今日から少しずつ始めてみてください。
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独学の最初の30日を、学習計画と問題演習で整えたい方へ
ITパスポートは独学でも合格を目指せます。ただ、未経験の方ほど「何から始めるか」「どの順番で進めるか」「いつ問題演習に入るか」で迷いやすくなります。
資格ラボでは、独学の最初の一歩を整えるためのPDF教材を用意しています。学習計画を先に固めたい方、問題演習で理解を深めたい方、最初からセットで進めたい方に合わせて選べます。
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独学の最初の30日を、計画と問題演習の両方から整えたい方に向いています。
ITパスポート 30日合格 基礎+演習セット
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下の表では、目的別に3つの教材を比較できます。スマホでは表を横にスクロールして確認できます。
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